オーディオお役立ち情報~真空管アンプの魅力と難しさ

オーディオお役立ち情報~真空管アンプの魅力と難しさ


真空管アンプはそのデザインもそうですが、非常に魅力的なアンプです。
ほのかに光る雰囲気のある真空管と、真空管にしかない独特の音も魅力です。

ただし、普通のトランジスターアンプやデジタルアンプにはない難しさもあります。
ここではそのことに付いて書いていきたいと思います。

真空管アンプの魅力


真空管アンプは独特の優雅な雰囲気があるので、インテリアとしても最適です。
音も独特の太さがあり、トランジスターにはない音を出せます。

また真空管を変更して音を簡単に変えられます。
※交換する場合、一部設定を変更する必要があります。

オーディオマニアでもベテランの方は、真空管アンプを使う方が多いです。
オーディオマニアの行きつく先の一つは、真空管アンプなのかもしれません。

真空管アンプの欠点とは?


魅力も多いですが、欠点も多いのが真空管アンプです。
ここでは真空管アンプの欠点を書いていきたいと思います。

真空管アンプは意外とコスパが悪い


真空管アンプと一般的なトランジスターアンプでは、同価格帯ならばトランジスターアンプ
の方が音が良いことが多いです。

サンスイのAU-707と同等の音を出そうと思ったら、数十万は行くと思います。
私も以前はエントリークラスの真空管アンプを持っていましたが、直ぐに使わなくなりました。

※逸品館に勤めてた店員さんの話でも、真空管アンプはかなりの金額を出さないと、
良い音は出せないと話されていました。

当店でもラックスキットの真空管アンプを扱っていましたが、価格を考えればサンスイやトリオ
のトランジスターアンプの方が遥かに良いと感じます。

真空管アンプは壊れやすい


真空管アンプはトランジスターやデジタルアンプに比べて故障が多いです。
また真空管アンプは高額なモノが多いので、修理金額も高額になります。

一年に一回壊れて、その際の修理代が5万超えるとかあります。
全ての真空管アンプがそうではないですが、ランニングコストは掛かると思ってください。

真空管アンプは電気代も掛かり、夏は暑い


私は真空管アンプをメインで使ったことが無いのですが、お客さんの話では
電気代はかなり掛かるとの事です。

またほとんどが熱に奪われてしまうため、夏場は非常に暑いです。
真空管は普通に火傷するほど熱くなりますので、取り扱いも注意が必要です。

それでも真空管アンプは素晴らしい


何かと欠点が多い真空管アンプですが、それでも人気があります。
やはりそのデザインと雰囲気は、トランジスターアンプに出せないモノがあります。

また上手くスピーカーとの相性が一致すれば、素晴らしい独特の音を奏でてくれます。
決してトランジスタやデジタルアンプには出せない音があります。

その音があなたにとって最高ならば、真空管アンプは最高の選択肢になります。
あなたにとって、その長所が多くの欠点を上回るかどうかだと思います。

真空管アンプの魅力と難しさ のまとめ


真空管アンプは欠点も多いが、それに代わる魅力もある。
真空管アンプのコスパは悪いモノと考えよう。

真空管アンプは、お金もかなり掛かるものと考えてください。
それらの欠点を踏まえたうえで、真空管アンプを使いましょう。

 

 

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