三菱 2S305と2S208 選ぶならどっち?
三菱を代表するモニタースピーカーをご存じでしょうか。
2S-305 と 2S208 と呼ばれる大型のスピーカーです。
NHK技術研究所と共同開発されたモニタースピーカーですが、
一般のオーディオマニアにも広く知られています。
一般家庭で使うのは若干難しいですが、三菱を代表するスピーカーです。
ここでは2S-305と2S208の素晴らしさと、どちらが使いやすいか書いていきます。
三菱 2S305と2S208 の音の良さとは?
私はこの2S-305と2S208は最も好きなスピーカーの一つです。
本当に自然でスッと音楽が耳に入ってきます。
このスピーカーを聴くと、他のスピーカーは作られた音に感じてしまいます。
あのヤマハのNS-1000Mですら若干不自然に感じられてしまう程です。
お客さんの評価も非常に高いスピーカーです。
三菱 2S305と2S208 の欠点
元々スタジオで使うスピーカーなので、一般家庭向きではない事。
形状が独特で、サイズも大きいため導入が難しいです。
特に2S305はかなり大きいため、都心の家では難しい。
セッティングにコツが必要で、高さも上げる必要がある。
つまり使いこなすのが難しい。
さらに狭い部屋で良い音を鳴らすのは至難の技です。
三菱 2S305と2S208 の使い方
まず最初にある程度広い部屋を用意しましょう。
出来る限りスピーカーの置き場は広く取りましょう。
直置きは何故か音が悪いので、絶対に避けてください。
普通の木製台車を用意し、可能ならばブロックで底上げする。
※専用の台車が存在しますが、非常に高額でほぼ手に入らないです。
基本的にリスナーの向きにスピーカーの正面を向けましょう。
片方ずつピアノ音を鳴らしながら、最も良い音が鳴る位置を探します。
そして両方とも良い位置が見つかったら、ボーカルを聴く。
ボーカルのセンターがずれていなければ、その位置で固定する。
ずれていれば、センターに来るように微調整しましょう。
三菱 2S305と2S208 どちらが良いのか?
2S-305と2S208、どちらが良いのでしょうか?
私のお勧めは、ずばり2S208(R205)です。
2S208は2S305に比べてサイズも小さく、定価も大幅に安いです。
中古でも2S208は2S305に比べてかなり安くなります。
まず音の傾向としてはほぼ全く一緒で自然で素晴らしい音です。
低音もウーハーは20cmながら充分出ています。
2S-305の方がもちろん低音は出ますが、低音が少しだぶつきます。
なので、考えようによっては2S208の方が音が良いとも言えます。
またサイズが小さいという事は、セッティングもしやすいという事です。
重さも20Kgしかないので、持ち運びもかなり楽ですね。
以上の事から、私は2S208をお勧めいたします。
三菱 2S305と2S208 を購入する場合の注意点
数はそこそこありますが、状態は良くないのが多いです。
まずオークションは注意が必要で、ほぼほぼゴミをつかまされます。
ツイーターが断線してる場合が多く、ツイーター自体の予備も少ないです。
またネットワークのコンデンサーが大幅に劣化しているのが多い。
ウーハーのスポンジエッジが劣化して無くなっている。
正面のネットが劣化して破れたり汚くなっている。
これらを素人が修理するのは、ほぼ不可能です。
金は掛かりますが、オーバーホール品を専門店から買いましょう。
やはりケチらない事が重要です。
三菱 2S305(R305)と2S208(R205)選ぶならどっち? のまとめ
三菱を代表する本当に素晴らしいモニタースピーカー。
一般家庭では使いこなしが難しい。
使いこなしが難しいが、使いこなせば素晴らしい音が手に入る。
ちゃんとセッティングしてあげましょう。
音は両社ともほぼ同じなので、2S208が価格やサイズ的にもお勧め。
購入する場合は、専門業者のオーバーホール品がお勧め。
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