ベビーメタルは2010年にデビューした日本のメタルダンスユニット。もうベテランです。
2014年から本格的な活動を行っていますが、主に海外でのライブ活動がメインとなっています。
上の動画が最近で下の動画が10年前のプロモ動画です。声の変化も面白いです。
ちょっと前にベビーメタルが日本人としては初の快挙となる、アメリカビルボードチャートで部門別ですが見事一位を達成しました。
普通これくらいの快挙なら新聞テレビで報道されても良いのですが、ネットニュースで報道されたのみとなり、相変わらず日本のメディアからは無視されています。
そんなベビーメタルが2014年に発売した「ギミチョコ」ですが、この曲も同時大ヒット。
この「ギミチョコ」がきっかけで海外でのライブ活動に活路を見出した事を考えると、極めて重要な曲であることが判ります。
この「ギミチョコ」は曲紹介で、(特に歌詞に意味は無く、中毒性の高い曲に仕上がっている)
と書かれていることが多いですが、実際に彼女らのダンスの動作や歌詞の内容を深堀していくと、明らかに反戦歌であり戦後日本のギブミーチョコレートをネタにしている事が判ります。
ベビーメタルはロック系のアーティストなのでメッセージ性や社会性を帯びた曲が多く、明らかにリバータリアニズムの思想が根幹にあると感じます。
この辺はまた今度書いていきたいと思います。
ちなみにベビーメタルはダンス系では非常に珍しく、口パクではなくガチで歌ってます。
リードボーカルの中元すず香さんの負担は極力少ないようなダンス構成ですが、それでもかなり大変でしょう。しかも年間に100回近くもライブ活動を行っています。
個人的にですが、この中元すず香さんは現在日本の女性ボーカリストとしては間違いなくトップであり、歴代故人を含めても三本の指に入る女性ボーカリストだと私は思っています。
私はハードロック系は基本好きではないですが、ベビーメタルだけは自然に聴くことが出来ます。多分私と同じような人は多いと思います。
この「ギミチョコ」だけではその実力が判りにくいですが、他にも凄まじい曲が多いので、おいおい紹介できればと思います。
最後に日本の大衆音楽界はまだ死んでいないと思わせてくれたのもベビーメタルでした。
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