オーディオお役立ち情報~スピーカーの内部配線交換について
スピーカーをメンテ・チューンされているお店や業者さんの中に、音質改善の為に内部配線を交換されている業者さんが一部おられます。
ちなみに当店では内部配線を交換することはほとんどありません。
交換しても、元と同じか同等の配線に交換しています。
スピーカーの内部配線を交換することに意味はあるのでしょうか?
今回は内部配線について、私なりの経験を元にした考えを書いていきたいと思います。
内部配線を変えても、あまり良いことがなかった・・・
随分前に、スピーカーの内部配線を色々と交換し、音を聴き比べるという実験を行いました。
正直な感想ですが、あまり変わらないか、むしろ悪化している場合もありました。
ちなみに音が良くなったと感じたことは、一度もありません。
以上の事から、当店では内部配線はほとんど交換していません。
ただし錆が酷すぎる場合などは、同じか同等の配線に交換しています。
内部配線の効果がほぼ無いことに関しては、スピーカーケーブルの交換と同じかもしれません。
スピーカーケーブルの交換も効果が出ない事が多いのに、内部配線も同じ理屈なのでしょう。
ただし内部配線の交換に関しても、私は全てのケーブルで試しているわけではありません。
なので、凄い効果がある内部配線が存在する可能性も否定はできません。
ただし例外もある
上記で書いて無いですが、内部配線の交換で一番効果がある方法があります。
内部配線をベルデンの鈴メッキのスピーカーケーブルに交換するのです。
そうすると音がきつくなり、中高音がギラギラした感じの音になります。
そのような派手目の音にチューンしたい場合、ベルデンの鈴メッキ線はお勧めです。
ちなみに私はその音が良いとは思わないので、ベルデンに変えることもないです。
内部配線を変えない方が、安く販売できる
内部配線交換はどうしても手間が掛かるし、お金も掛かります。
なので、販売価格も1割か2割以上高くなってしまいます。
大して効果もないのに、手間と価格を吊り上げる必要も無いと考えています。
コスト面を考えても、私はスピーカーの内部配線の交換は必要ないと考えます。
かといって内部配線を交換している業者さんを否定する気はないです
私はスピーカーの内部配線を交換することには否定的です。
しかし、交換している業者さんを否定する気は全くありません。
私よりも遥かに研究して交換されている事でしょう。
またそういった業者さんのスピーカーの音が悪いと聴いた事もありません。
むしろ、良い評判も多いです。
要は交換しようが交換しなかろうが、最終的に音が良ければそれでよしと思います。
オーディオは、そんなある種いい加減な感じで良いと思います。
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