真空管アンプは思いっきり金を掛けるか全く掛けないか

いつもお世話になります。
数年前に真空管アンプの記事を書きましたが、今回追記になります。

オーディオお役立ち情報~真空管アンプの魅力と難しさ

正直どっちつかずの記事になっているのですが、今回は新たにちゃんと書きたいと思います。
ちなみに今回は真空管アンプに否定的な記事なので、気を悪くする方もおられると思います。
予めご了承ください。

現在オトネクストでは真空管アンプをあまりお勧めしていません。
理由といたしましては、「良い音を出すのが極めて難しい」からです。

結論から申しますと、真空管アンプは100万円以上出さないと良い音で鳴らないです。
30万円とか50万円とかだと全く良い音で鳴らず、100万円以上で何とか鳴るかという程度です。

この事は多くのオーディオ店の店員は知っていますが、商売に悪影響なのであまり言いません。
ただ私には実際に言ってくれた店員さんも何人かおられます。(大阪の有名店や自作有名店等)

実際私も真空管アンプを扱ったことがありますし、自分で購入して試したこともあります。
10年以上前ですが、数十万クラスの真空管アンプを中古で手頃な価格で購入したのですが、10万円のエーワイ電子のパワーアンプの足元にも及ばない音で、直ぐに手放してしまいました。

正直何一つ勝っている点は無いと思いました。(10対0のコールド負けレベル)
それ以外にもエレキット等いろいろ試しましたが、一年も使わず手放しています。
もちろん店でも少し扱ったりしましたが、商品として出せるレベルの商品はごく僅かでした。

また音以外にも大きな欠点がありまして、仮に100万以上出して買ったとしても、後々のランニングコストがとんでもなく掛かります。

とんでもない電気代はもちろんの事、物によっては直ぐに壊れるので修理代が凄く掛かります。
メーカーがわざと壊れるように造ってるのか、一年に一回壊れて修理に5万とか掛かります。

しかも質が悪い事に、自分で真空管を買って付け変えて修理すると、その時点で今後一切の修理を行わない様にするという徹底的な悪質ぶりです。

以上の理由から、真空管アンプは金持ちかつ覚悟がある方にしかお勧めできません。
特に真空管アンプでマルチアンプとかアホのやる事なので、絶対に止めましょう。

これとは逆に、金をほとんど掛けないという方法もあります。
アマゾンで、中国メーカーの1万円とか2万円の安い真空管アンプを買えば良いのです。
ヤフオクでも2~3万で結構カッコいい真空管アンプを売ってる中国の方もおられます。

多分数十万の真空管アンプと音はそんなに変わりません。
それに今の真空管アンプなんかほとんど中国で造ってるんだから、これで良いでしょう。
真空管アンプに意味の無いこだわりを持つよりは、こういった割り切りが必要だという事です。

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