オーディオアンプは新品か中古(ヴィンテージ)か?
オーディオにおいてアンプはとても重要な機器です。
これが無いと音が鳴らないし、アンプによってスピーカーの音は大幅に変わってきます。
そんな大事なアンプですが、新品が良いのか?中古が良いのか?迷われることも多いと思います。
以下の事は、私の経験測ですが参考にしていただけたら幸いです。
昔のアンプと今のアンプでは音の傾向が全く違う
まず最初に覚えておいて欲しいことがあります。
それは、今のアンプと昔のアンプでは、音の傾向が全く違うという事です。
※昔のアンプとは、60~90年代のアンプと定義します。
今のアンプはデジタル音源を主体に置いてるため、低域から高域までのバランスを重視したきめ細かい音だが、音が全体的に硬く感じ、やや疲れるように感じます。
昔のアンプはアナログ音源中心ですので、結構いい加減な音でした。
これが逆に良い方に作用しており、様々な個性あふれる音のアンプが多かったです。
デノンとかラックスは意外とゴリゴリの熱い音だったり、サンスイは繊細ながら聴きやすい、
オンキヨーは高域が伸びる、ヤマハはクール、ソニーは明らかに作った膨らむ低音、等。
もちろん全てのアンプを聴いてる訳では無いので例外あります。
昔のアンプを聴きなれた人は、今のアンプの音は硬くて聴きにくいようです。
結局、昔のアンプの方が良かったのか?
昔のアンプと今のアンプとでは、やはり昔の方が良かったのでしょうか?
コスト面で言うと、昔のアンプの方が同じ価格なら明らかにコストは掛かっています。
理由としては、インフレや人件費と材料費の高騰があるでしょう。
また昔の方が数が圧倒的に売れたため、大量に造れたという事実もあります。
なので、コストパフォーマンスで考えると昔のアンプの方が良いと思います。
次にこれは私の経験則ですが、試聴に来られたお客さんの意見もあります。
色々なアンプを聴いてもらうと、全員が昔のアンプの方が音が良いと言われました。
なので私は、昔のアンプの方が音が良いのではないか?と考えています。
ただし、昔のアンプにも大きな欠点がある
昔のアンプの音は素晴らしいですが、もちろん欠点もございます。
お判りだとは思いますが、どうしても壊れやすいのです。
私が見た感じだと、オーバーホールしたアンプでも4年位持てばいい方です。
それ以上になると、どっか調子が悪くなってまた修理する必要があります。
またオーバーホール品ではなく異常箇所だけ修理したアンプだと、一か月後に違う箇所が壊れるという事も普通にあります。
ちなみに倉庫や押し入れに長期間入れっぱなしのアンプは危険ですので、使用前に必ず修理業者さんに診てもらうようにしてください。
以上の事から、ランニングコストは新しいアンプよりも掛かってしまいます。
昔のアンプは安く買えるが維持費も掛かると考えてください。
アンプに関しましては当店ではあまり扱っていませんが、アドバイスは可能です。
※過去にオトネクストでご購入頂いた方、もしくはご購入いただいたついでにのみ。
ぜひご相談ください。
コメント